誘発効果の落とし穴
誘発効果の落とし穴
誘発効果に誘発効果がチェーンする概念って、実は意外と知られていなかったりするのでしょうか?
同じタイミングに発動する誘発効果どうしは、チェーンを組んで発動します。
例えばA・Bのダンディライオン2体が同時に墓地へ送られた場合、
チェーン1:ダンディライオンA
チェーン2:ダンディライオンB
のようになります。
半年くらい前に名古屋のとある店の大会に赴いた際、誘発効果がチェーンして発動する機会があり、
その時にこの事を相手プレイヤーに説明したのですが、
「誘発効果はスペルスピード1です。スペルスピード1にスペルスピード1はチェーンできません。ごく基本的なルールですが、わかりますか?」
と言われてしまいました。
結局その時はジャッジのかたが事務局に電話で裁定を確認して事なきを得たのですが……
それでも相手プレイヤーは納得しきれない様子で、しきりに首を傾げていました。
確かに誘発効果はスペルスピード1です。
加えて通常はスペルスピード1の効果に、スペルスピード1の効果はチェーンできないのですが、
誘発効果が同一のタイミングに発動する場合はこの限りではありません。
誘発効果が同時に発動する場合、それらは
1:ターンプレイヤーの強制効果
2:非ターンプレイヤーの強制効果
3:ターンプレイヤーの任意効果
4:非ターンプレイヤーの任意効果
の順にチェーンを組みます。
例えば相手の場に「TG ハイパー・ライブラリアン」が存在する状態で、自分のターンに自分が「ブラック・ローズ・ドラゴン」をシンクロ召喚した場合。
「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果は、このカードが表側表示で存在する限り、自分または相手がシンクロ召喚に成功した時に必ずカードを1枚ドローする、強制発動の誘発効果。
対して「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果は、このカードがシンクロ召喚に成功した時にフィールド上の全てのカードを破壊できる、任意発動の誘発効果。
発動タイミングはどちらも「シンクロ召喚に成功した時」なので、これらはチェーンを組んで発動します。
その順序は、先に記した通り、
チェーン1:「TG ハイパー・ライブラリアン」(非ターンプレイヤーの強制効果)
チェーン2:「ブラック・ローズ・ドラゴン」(ターンプレイヤーの任意効果)
となります。
逆順処理により、まずはチェーン2の「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果が処理され、フィールド上のカードは全て破壊されます。
次に「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果解決に入りますが、ここで「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果を一度思い出してみましょう。このカードが表側表示で存在する限り、とありますね?
この時、既に「TG ハイパー・ライブラリアン」は「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果により破壊され、フィールド上に存在しません。
よって「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果は不発となり、結果的には「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果のみが解決される形になるのです。
ややこしそうに見えますが、誘発効果どうしのチェーンは、今の遊戯王ではかなり頻繁に発生します。
自分で理解するだけでなく、他の人に説明できるくらいシッカリと覚えておきましょう!
特に「諸刃の活人剣術」でモンスターを守備表示で特殊召喚したニッチー、気をつけるように。
チャオズ
誘発効果に誘発効果がチェーンする概念って、実は意外と知られていなかったりするのでしょうか?
同じタイミングに発動する誘発効果どうしは、チェーンを組んで発動します。
例えばA・Bのダンディライオン2体が同時に墓地へ送られた場合、
チェーン1:ダンディライオンA
チェーン2:ダンディライオンB
のようになります。
半年くらい前に名古屋のとある店の大会に赴いた際、誘発効果がチェーンして発動する機会があり、
その時にこの事を相手プレイヤーに説明したのですが、
「誘発効果はスペルスピード1です。スペルスピード1にスペルスピード1はチェーンできません。ごく基本的なルールですが、わかりますか?」
と言われてしまいました。
結局その時はジャッジのかたが事務局に電話で裁定を確認して事なきを得たのですが……
それでも相手プレイヤーは納得しきれない様子で、しきりに首を傾げていました。
確かに誘発効果はスペルスピード1です。
加えて通常はスペルスピード1の効果に、スペルスピード1の効果はチェーンできないのですが、
誘発効果が同一のタイミングに発動する場合はこの限りではありません。
誘発効果が同時に発動する場合、それらは
1:ターンプレイヤーの強制効果
2:非ターンプレイヤーの強制効果
3:ターンプレイヤーの任意効果
4:非ターンプレイヤーの任意効果
の順にチェーンを組みます。
例えば相手の場に「TG ハイパー・ライブラリアン」が存在する状態で、自分のターンに自分が「ブラック・ローズ・ドラゴン」をシンクロ召喚した場合。
「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果は、このカードが表側表示で存在する限り、自分または相手がシンクロ召喚に成功した時に必ずカードを1枚ドローする、強制発動の誘発効果。
対して「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果は、このカードがシンクロ召喚に成功した時にフィールド上の全てのカードを破壊できる、任意発動の誘発効果。
発動タイミングはどちらも「シンクロ召喚に成功した時」なので、これらはチェーンを組んで発動します。
その順序は、先に記した通り、
チェーン1:「TG ハイパー・ライブラリアン」(非ターンプレイヤーの強制効果)
チェーン2:「ブラック・ローズ・ドラゴン」(ターンプレイヤーの任意効果)
となります。
逆順処理により、まずはチェーン2の「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果が処理され、フィールド上のカードは全て破壊されます。
次に「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果解決に入りますが、ここで「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果を一度思い出してみましょう。このカードが表側表示で存在する限り、とありますね?
この時、既に「TG ハイパー・ライブラリアン」は「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果により破壊され、フィールド上に存在しません。
よって「TG ハイパー・ライブラリアン」の効果は不発となり、結果的には「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果のみが解決される形になるのです。
ややこしそうに見えますが、誘発効果どうしのチェーンは、今の遊戯王ではかなり頻繁に発生します。
自分で理解するだけでなく、他の人に説明できるくらいシッカリと覚えておきましょう!
特に「諸刃の活人剣術」でモンスターを守備表示で特殊召喚したニッチー、気をつけるように。
チャオズ
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Posted on 2011/01/17 Mon. 21:55 [edit]
« 新弾情報続々! | ムービーパック内容判明 »
この記事に対するコメント
お、おぅ?
(゜д゜=;゜Д゜)
おk。
地球の平和は俺に任せとけ。
にっちー #BDTrzxcw | URL
01/18 06:27 | edit
01/18 06:27 | edit
大会に出るなら『基本的な事』くらい把握していて欲しいですよね(^_^;)
私はファンデッカーでもルールは細かく把握しているつもりですが、大会に出るような方々はもっと細かいんだろうと思っていたのですが……
意外と把握していない人が多くて驚いた事があります。
ゴーズをライオウで止められない理由を説明しても『ダメステだから無理なんですかね?』と言われる始末でした(^_^;)
通りすがりのファンデッカー #mL1Dhfms | URL
01/28 00:50 | edit
01/28 00:50 | edit
No title
> 通りすがりのファンデッカーさん
コメントありがとうございます。
私もそのことに驚いたことがあります。
というか記事のライブラリアンの件は実際に私が某ショップの大会で経験した出来事です(笑)
何故かそこのジャッジ(店員)も勘違いしていて、結局ドローされてしまいました…
「ライオウはチェーンに乗るSSは止められない」というのをわかりやすく説明するのは難しいですよね;;
Sシ #B54riMG2 | URL
01/28 02:35 | edit
01/28 02:35 | edit
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